Cartesian diver of language subject
国語科の浮沈子

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 今朝の産経新聞「国語逍遙」に「浮いてこい」が書かれていました。
「浮いてこい」という見出しが無い辞書もあるようで、「浮き人形」で引くと概念が大きくなって浮沈子以外の別のものまで紹介されていますが、どれも浮沈子のことには触れているということです。
小中学生は、大人でもそうですが、「知らない言葉を聴いた時は、まずは国語辞典を引くことから始めるといいですね」と物理の先生と話していたことがありますが、まさにその通りのこと―記者の体験が書かれていました。

『一説に理学博士、坪井正五郎が創案・・・』というのは、ほんとうに一説であって、黒船・開国となって一気に外国文化を吸収しようという日本に、鎖国中から僅かに長崎で交流のあったオランダの海事技術とともに入ってきたものだと、私は考えています。(18世紀にヨーロッパの文献に登場)
坪井正五郎がその仕組みを初めて日本に紹介されたのではないのでしょうか。


 この記事によると大辞泉には、「浮き人形」の一つに、『壺に人形を立たせ、底に笛を挿し込んで吹くと人形が回る』というものがあるそうですが、右の写真は高速W回転浮沈子の仕組みを利用して人形が回るものです。
ちょうど先日久し振りに水を入れて動かしてみました。
数年前にイベントで展示中に盗まれてしまいましたが、不思議を堪えられなかった気持ちはよく解ります。
産経新聞の記者も書いているように、自由研究にお薦めです。

そして、こちらもオススメです。
http://kitchenplasticarts.blogspot.jp/2013/08/cartesian-diver-for-rehabilitation.html


浮沈子の仕組みガイド
http://kitchenplasticarts.blogspot.jp/2009/07/blog-post_13.html



下記は多くの理科の先生方のお話しをまとめた一昔前の資料です。
http://www.geocities.jp/itconsenkids/craft/atelie-f/episode/his-f/history-f.html



(今見たらブログの公開記事が888になっていました)

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