"HUGO" is similar to the true story of Japan



  昨日、映画「ヒューゴの不思議な発明」を観てきました。
映像が綺麗で・・・詳しい感想を書くにはネタバレ部分に触れてしまうのでやめておきますが、わたし的には映画フィルムを溶かして靴のヒールを作ったり・・・ツボなところもありました。

 ところで、日本の絡繰り人形(からくりにんぎょう)は、金属を使わないゼンマイ仕掛けなど、江戸時代の機械工学の粋で、世界に誇れるものです。海外にも多く流出して、元の日本では一旦途絶えていて、何かの文献に「日本にこのようなものが出来る技術はない」と書かれていたそうで、それに憤慨した職人が親子で再現に取り組み現在復活させることが出来たそうです。このことを知っている人は、きっと置き換えて観ていることでしょう。
 「一子相伝」。秘伝・奥義・徳義の日本での伝え方はこういう形が一般的だったのでしょうね。だから時々絶滅してしまうのかもしれません。ヒューゴも期せずしてそういうことになりかけたのですが・・・(ネタバレになるので、ここまでに。)




東芝の創業者が示した本当の技術力
カラクリ人形に見る「日本的技術観」の秀逸さ

「文字書き人形」(田中久重作) 複製
http://hara-k.art.coocan.jp/2012_0117_mojikaki.html

 マーティン・スコセッシ監督が「日本のみなさん・・・」って語りかけるのは、きっとこの映画で日本を励ましてくれているのだと思います。

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